117C19

介護保険法に基づき身体機能・生活機能の維持・向上を目的として行う機能訓練の職務に従事できない資格はどれか。
看護師
介護福祉士
言語聴覚士
作業療法士
理学療法士

解答: b

117C19の解説

【プロセス】
①「介護保険法に基づき」、②「身体機能・生活機能の維持・向上を目的として行う」、③「機能訓練の職務に従事」という3つの条件をすべて満たす職種が問われている。が、①は法令の細かな暗記が必要であるため、試験本番で新規に考察することができる類のものではない。また、言ってしまえばほぼ全ての医療従事者は「身体機能・生活機能の維持・向上」をサポートする立場にあるわけで、②は何も言っていないに等しい。実戦的には③で判断することになるだろう。一般問題対策においては題意を的確に読み取り、真に必要な情報を取捨選択するスキルも重要となる。

【選択肢考察】
a 例えば看護師が歩行訓練のサポートなどを行っている様子を病棟で目にしたことがあるはずだ。
b 誤り。①の情報につられてしまうと "介護" という名前のついている本職種を正答として選ぶには勇気が必要かもしれない。が、冒頭でも述べたように、法令の細かな知識を知らないにも関わらず知っているかのように準用してしまうのはriskyである。介護福祉士は入浴や排泄・食事のサポートを行うも、機能訓練は行わない。
c 言語聴覚士が(発声や言語訓練はもちろんとして)嚥下訓練などを行うことは過去問でも頻出の知識である。
d 作業療法士は義手や利き手交換の訓練を行う。ほかに理学療法士という選択肢があるため、セットで正解になりにくいと予想がつく。
e 理学療法士は義足歩行訓練や運動療法を行う。ほかに作業療法士という選択肢があるため、セットで正解になりにくいと予想がつく。

正答率:87%

テーマ:『介護保険法』に基づき機能訓練の職務に従事する資格

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし