117B46

救急外来で撮影した腹部造影CTを別に示す。患者は入院し、抗菌薬治療が開始された。入院翌日、救急外来で採取した血液培養2セットからGram陰性桿菌が検出された。
追加すべき治療として適切なのはどれか。
肝庇護薬の全身投与
肝内病変のラジオ波焼灼
肝内病変の穿刺ドレナージ
副腎皮質ステロイドの全身投与
肝内病変の内視鏡的経鼻胆管ドレナージ

解答: c

117B46の解説

【プロセス】
腹部造影CTではリング状濃染がみられ、肝膿瘍が考えやすい。

【選択肢考察】
a 肝機能障害がある患者に有効。
b 肝細胞癌に有効。
c 正しい。膿瘍であるため、穿刺ドレナージが有効。
d 一般に感染症に対し、副腎皮質ステロイド投与は★禁忌★。
e ドレナージは必要だが、経鼻胆管では膿瘍の存在部位までのアプローチが不確実。

正答率:97%

テーマ:【長文2/2】肝膿瘍の治療

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