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117B44
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患者は抗癌化学療法、腰椎の転移性骨腫瘍に対する放射線治療を受け、1か月後に自宅退院し、職場復帰した。今後、外来で抗癌化学療法を継続する予定である。
この患者が利用できる制度はどれか。
a
介護保険
b
障害年金
c
高額療養費制度
d
自立支援医療制度
e
指定難病医療費助成制度
解答: c
117B44の解説
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【選択肢考察】
a 介護保険制度の対象は40歳以降であり、本患者は利用できない。
b 障害年金の受給には障害の状態が、障害等級表に定める1級または2級に該当していることが必要となる(障害等級1級の例:両下肢を足関節以上で欠く、障害等級2級の例:両眼の視力がそれぞれ0.07以下)。上記の具体例を見れば分かるように、「1級または2級に該当」というのはかなり重度である。しかるに本患者は「ADLは自立し歩行可能」と本文に記載があるため、これらには該当しないと考えられる。
c 正しい。抗癌化学療法や放射線治療には多額の医療費がかかる。全額自己負担することはもちろん、一般的な医療保険で3割負担となったとしても高額になる。これを補助してくれるのが高額療養費制度だ。本患者も利用可能。
d 自立支援医療制度には更生医療や育成医療、精神通院医療がある。このうち38歳の本患者で考慮されるとすれば更生医療であるが、「ADLは自立し歩行可能」と本文に記載があるため、該当しない可能性が高い。
e 進行胃癌は指定難病に該当しない。
正答率:92%
テーマ:【長文2/2】抗癌化学療法に際して利用できる制度
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