116F73

腹部造影CTでは明らかな転移を認めなかった。後日入院し治療が行われた。治療時の下部消化管内視鏡像を別に示す。

この患者に行われたのはどれか。

内視鏡的硬化療法
内視鏡的異物除去術
内視鏡的粘膜切除術
アルゴンプラズマ凝固
内視鏡的粘膜下層剥離術

解答: e

116F73の解説

【プロセス】
④治療時の下部消化管内視鏡像にて切開(写真左上)、剥離(写真右上)している様子が読み取れる。写真左下はあらかた粘膜剥離が完了した状態、写真右下は剥離後。
☞④で行われたのは内視鏡的粘膜下層剥離術である。

【選択肢考察】
a 静脈瘤の治療法。
b 異物誤飲時やアニサキス症の治療法。
c 内視鏡的粘膜切除術ではスネアをかけ、ワイヤーを絞める形で実施される。
d アルゴンプラズマ凝固では「凝固」の名の通り、完了後に焼灼した痕跡を残す。
e 正しい。上記の通り。

正答率:91%

テーマ:【長文3/3】内視鏡的粘膜下層剥離術〈ESD〉の実際

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