116F64

入院し、経過をみた。翌日のバイタルサイン:体温37.2℃。脈拍128/分、整。血圧98/50mmHg。呼吸数20/分。

この時点で適切な対応はどれか。2つ選べ

血球数算定
脾臓摘出術
腹部超音波検査
上部消化管内視鏡検査
大動脈内バルーンパンピング〈IABP〉

解答: a,c

116F64の解説

【プロセス】
⑦脈拍128/分、整。血圧98/50mmHg
☞⑦より、翌日に頻脈と血圧低下がみられている。出血の持続が考えられる。

【選択肢考察】
a 正しい。出血の持続が考えられるため、赤血球や血小板数を再度評価したい。
b 入院にて経過をみている状況であり、たしかに頻脈と血圧低下はあるも、ショックなど致命的な状況には至っていない。保存的治療で乗り切れる可能性もあるため、まだ外科手術に踏み切る必要はない。
c 正しい。腹腔内出血の変化をエコーにて確認したい。
d 上部消化管疾患の存在は考えにくく、不要。
e 心原性ショックは考えにくく、不要。

正答率:87%

テーマ:【長文3/3】出血性ショックを疑う患者への適切な対応

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