116F57

18歳の男子。複視を主訴に来院した。10日前、野球の試合中にボールが左眼部に当たった。左眼瞼の腫脹と皮下出血は軽快したが、物が二重に見えるという。視力は両眼とも良好であり、眼内に異常を認めない。左方視、右方視、下方視で異常を認めない。上方視時に複視を訴える。

左眼の障害部位はどれか。2つ選べ

上直筋
下直筋
下斜筋
眼窩上壁
眼窩下壁

解答: b,e

116F57の解説

【プロセス】
①野球の試合中にボールが左眼部に当たった
②上方視時に複視
☞①より眼窩吹き抜け骨折を想起する。②より、下直筋の嵌頓により、眼球の上転がうまくいっていないことが読み取れる。下直筋が嵌頓したということは、眼窩下壁が骨折したことを意味している。

正答率:87%

テーマ:眼窩吹き抜け骨折における障害部位

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし