32歳の初妊婦。陣痛発来を主訴に来院した。これまでの妊娠経過に異常を認めない。妊娠41週0日午前1時から10分間隔の規則的な子宮収縮を自覚し、次第に周期が短くなったため午前9時に来院した。身長156cm、体重71kg(非妊時63kg)。体温37.1℃。脈拍92/分、整。血圧128/74mmHg。呼吸数20/分。内診で分泌物は血性、子宮口は5cm開大、展退度60%、硬度は中、先進部は児頭で下降度SP+1cmであった。胎胞を触知し、胎児心拍数陣痛図で胎児心拍数パターンに異常を認めず、陣痛周期は5分、持続時間は1分20秒であった。午後3時、子宮口は9cm開大、展退度100%、児頭下降度SP+3cmであった。児頭の矢状縫合は母体骨盤縦径に一致し、小泉門を0時方向に触れる。この時点の胎児心拍数陣痛図を別に示す。
適切な対応はどれか。
正答率:84%
テーマ:正常分娩への適切な対応