116E46

抗凝固薬について説明したところ、同席していた妻が「この人、薬はあまり飲まないんですよ」と申し出た。本人に確認すると「1か月分処方されても半分くらいの薬が余ってしまう」という。

服薬アドヒアランスを低下させる要因を述べた患者の言動で薬の一包化が有効なのはどれか。

「朝飯は食べないことが多いから、つい飲まないんです」
「知り合いが血圧の薬を飲んで脳出血になったから怖いです」
「薬代が高いから、なるべく飲まないで長持ちさせてるんです」
「飲む薬が沢山あって、どれを飲んだか分からなくなるんです」
「年取ったら血圧は下げすぎないほうが良いって新聞で読んだんです」

解答: d

116E46の解説

【選択肢考察】
a 薬を一包化したところで、朝食後に飲むよう指示されていたら意味がない。
b 薬の副作用を心配している以上、薬を一包化しても意味はない。
c お金の問題をしている以上、薬を一包化しても意味はない。
d 正しい。薬を一包化すれば、「とにかく今日はこれを飲めばOK」のように服薬がシンプル化され、「どれを飲んだか分からなくなる」という状況は回避できる。
e 薬に対する認識の問題である以上、薬を一包化しても意味はない。

正答率:99%

テーマ:【長文2/2】薬の一包化が有効な患者の言動

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