116E38

A 21-year-old previously healthy man presented to the emergency room with chest pain, which was worse on breathing, lasting for two days. Lung and heart examinations were unremarkable. Chest X-ray(A)and ECG(B)are shown in the figure.

What is the most likely diagnosis?

Herpes zoster
Myocardial infarction
Pericarditis
Pneumothorax
Pulmonary embolism

解答: c

116E38の解説

【プロセス】
全文訳すると、「21歳の男性。生来健康。胸痛を主訴に救急外来を受診した。胸痛は2日間続いており、呼吸により増悪する。心肺所見に異常を認めない。胸部エックス線写真(A)と心電図(B)を別に示す。最も考えられる診断はどれか。」となる。
☞胸部エックス線では特に異常を認めない。心電図ではI, II, aVL、V2〜V6誘導にて広範なST上昇を認める。呼吸により増悪する胸痛であり、急性心膜炎が考えやすい。

【選択肢考察】
a 帯状疱疹。皮疹の記載がなく、考えにくい。
b 心筋梗塞〈MI〉。生来健康な若年男性であり、考えにくい。
c 正しい。心膜炎である。
d 気胸。胸部エックス線で異常を認めていないため、考えにくい。
e 肺血栓塞栓症。術後の長期臥床等のエピソードがなく、生来健康な若年男性に起こることは考えにくい。また、心電図ではS1Q3T3(I誘導での深いS波、III誘導でのQ波と陰性T波)の出現が有名。

正答率:66%

テーマ:急性心膜炎〈Pericarditis〉の診断(英語問題)

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