76歳の男性。上腹部痛を主訴に来院した。2か月前から食後に軽度の上腹部痛を感じるようになり、改善しないため受診した。60歳時から高血圧症のため内服加療している。喫煙歴と飲酒歴はない。眼瞼結膜と眼球結膜に異常を認めない。腹部は平坦、軟で、肝・脾を触知しない。血液所見:赤血球398万、Hb 12.8g/dL、白血球8,100、血小板28万。血液生化学所見:総ビリルビン1.4mg/dL、AST 80U/L、ALT 104U/L、ALP 152U/L(基準38~113)、アミラーゼ180U/L(基準37~160)、尿素窒素12mg/dL、クレアチニン0.6mg/dL。上部消化管内視鏡検査の十二指腸下行脚像(A)と生検組織のH-E染色標本(B)を別に示す。同日に行った腹部超音波検査で主膵管の拡張を認める。
次に行う検査として適切なのはどれか。3つ選べ。
正答率:99%
テーマ:十二指腸乳頭部癌の検査