116D63

【プロセス】
①8年前から通年性に鼻閉、水様性鼻汁およびくしゃみ
②体温36.0℃
③鼻粘膜は蒼白で浮腫状
④総鼻道は閉塞
⑤副鼻腔エックス線写真で上顎洞粘膜の肥厚
☞①よりアレルギー性鼻炎を疑う。③④⑤の所見も矛盾はない。②より急性副鼻腔炎などの感染症は否定的。

【選択肢考察】
ａ　誤り。細菌感染は考えにくいため、必要ない。
ｂ　アレルギー性鼻炎の唯一の根治療法である。
ｃ　鼻内レーザー手術により、鼻粘膜腫脹の軽減が期待できる。
ｄ　I型アレルギーに対して広く行われる治療法である。
ｅ　副腎皮質ステロイドの点鼻もアレルギー性鼻炎に有効。