116D61

23歳の女性(0妊0産)。初めて受けた子宮頸がん検診で異常を指摘された。自覚症状はない。身長158cm、体重50kg。体温36.2℃。脈拍84/分、整。血圧106/66mmHg。呼吸数16/分。内診で子宮は正常大で可動性良好。両側付属器に腫瘤を触知しない。子宮頸部擦過細胞診像(A)とコルポスコピィ像(B)とを別に示す。

診断確定のために必要な検査はどれか。

子宮鏡
膀胱鏡
子宮内膜細胞診
下部消化管内視鏡
子宮頸部狙い組織診

解答: e

116D61の解説

【プロセス】
①子宮頸がん検診で異常を指摘
②子宮頸部擦過細胞診像にて異型細胞
③コルポスコピィ像にて全周性の白色上皮
☞①〜③より、子宮頸部異形成〈CIN〉が考えやすい。

【選択肢考察】
a 子宮腔内の病変ではないため、必要ない。
b 膀胱内の病変ではないため、必要ない。
c 子宮腔内の病変ではないため、必要ない。
d 消化管内の病変ではないため、必要ない。
e 正しい。組織診により、確定診断が可能。

正答率:99%

テーマ:子宮頸部病変の確定診断に必要な検査

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