76歳の女性。背部痛とふらつきを主訴に来院した。3か月前に自宅で転倒した後に背部痛があったという。自宅近くの診療所で腰椎圧迫骨折と診断され、コルセットと鎮痛薬の処方を受けた。その後疼痛は軽減していたが、2週前に背部痛が再発し、1週前から歩行時にふらつくようになった。5年前に乳癌の手術を受けている。身長148cm、体重50kg。歩容は杖使用で不安定、円背があり、胸腰椎移行部に圧痛と叩打痛を認める。上肢の神経診察で異常を認めない。感覚障害を認めない。徒手筋力テストで右腸腰筋3、右大腿四頭筋3、右前脛骨筋3の筋力低下を認めた。胸腰椎エックス線写真を別に示す。
まず行うべき検査はどれか。
正答率:74%
テーマ:乳癌既往のある患者の腰椎圧迫骨折に対してまず行うべき検査