115C53

1歳6か月の男児。健康診査のため母親に連れられて来院した。上手に歩くことができるが、①スキップはできない。なぐり書きはできるが、②まねをして○を描くことができない。単語を話すが、③2語文はなく、④自分の名前は言えない。お気に入りの絵本をめくるが、⑤興味あるものの指さしはない

下線部のうち発達の異常が疑われるのはどれか。

解答: e

115C53の解説

【ポイント】
臨床問題の体は成しているが、実質的に1歳6か月児の発達を問う一般問題である。

【選択肢考察】
a スキップは標準的には5歳ころにできるようになる。
b まねをして○を描くのは標準的には3歳ころにできるようになる。
c 2語文は標準的には2歳ころに言えるようになる。
d 自分の名前は標準的には3歳ころに言えるようになる。
e 正しい。興味あるものの指さしは標準的には1歳ころにできるようになる。1歳半でできない場合、異常が疑われる。

正答率:99%

テーマ:1歳半健診で発達の異常が疑われる点

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