115B46

気道熱傷と診断し、気管挿管を行った。

換気を行った際、気管内に正しく挿管が行われていないと判断されるものはどれか。

呼気にCO2が検出される。
胸郭の動きが左右対称である。
心窩部で送気音が聴取される。
両側肺野で同等の呼吸音が聴取される。
気管チューブ内壁に呼気時の曇りがみられる。

解答: c

115B46の解説

【選択肢考察】
a 食道挿管してしまった場合、CO2が検出されない。よって、CO2が検出された場合は気道内に挿管できていることが分かる。
b 片肺挿管してしまった場合、胸郭の動きが左右非対称になる。よって、左右対称であることを示せば片肺挿管は考えにくくなる。
c 誤り。これは食道挿管してしまった際の現象である。
d 片肺挿管してしまった場合、呼吸音が左右非対称になる。よって、左右対称であることを示せば片肺挿管は考えにくくなる。
e 気管チューブ内壁が曇るのは、肺で加温・加湿された空気が呼気時に戻ってきていることを意味する。食道挿管であれば、送気した空気が戻ってきにくいため、この現象はみられない。

正答率:96%

テーマ:【長文2/2】気管内に正しく挿管されているかの判断指標

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