115B13

高齢者の嚥下障害の原因とならないのはどれか。

嗅覚低下
歯牙欠損
舌運動低下
唾液分泌低下
咽頭収縮力低下

解答: a

115B13の解説

【ポイント】
さすがに常識的範囲で回答可能であろう。

【選択肢考察】
a 誤り。嗅覚が低下していても、ものを飲み込むことはできる。
b 歯牙が欠損していると、食べ物をよく咀嚼することができず、食塊を形成しにくくなり、スムーズな嚥下ができなくなる。
c 舌運動が低下することで、食べ物と唾液を混ぜ合わせることができなくなったり、咽頭に食塊を送り出すことが困難になる。これらは嚥下障害につながる。
d 唾液分泌が低下すると、粘性のある食塊形成ができなくなり、嚥下が困難になる(パサパサのパンをそのまま飲み込むのが大変なイメージ)。
e 我々は日頃あまり意識していないが、実は食べ物が咽頭にやってくると、咽頭自身が収縮し、食道へ送る働きをしている。この収縮が低下すると、食道への食塊流入が困難となる。

正答率:99%

テーマ:高齢者の嚥下障害の原因

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