11歳の男児。運動後の呼吸困難を主訴に救急車で搬入された。給食後、午後1時間目の体育で持久走中に症状が出現してきた。給食の主なメニューは、パン、エビグラタン、オニオンサラダ、キウイフルーツだった。気管支喘息の既往はあるが、現在常用薬はなく、最近1年間、発作はなかったという。その他、既往歴に特記すべきことはない。意識は清明。心拍数90/分。血圧96/62mmHg。呼吸数24/分。胸部聴診上、喘鳴を聴取する。腹部と下肢に紅斑と膨疹を認める。
直ちに行うべき対応として適切なのはどれか。
正答率:86%
テーマ:食物依存性運動誘発アナフィラキシーの対応