114D4

字を書き始めると手が震えて書きにくくなると訴える患者の書字時の写真を別に示す。患者の書いた文字は揺れて読みにくいが、書字以外の動作には支障がないという。

この患者と同じ病態が原因となるのはどれか。

片頭痛
眼瞼けいれん
単純部分発作
周期性四肢麻痺
Tourette症候群

解答: b

114D4の解説

集中時に字が震えて書きにくい、書いた文字が揺れて読みにくい、といった記載からは書痙が考えやすい。書痙は局所性ジストニアの1つである。
a 機能性頭痛の1つ。
b 正しい。眼瞼けいれんも局所性ジストニアの1つ。
c てんかん発作の1つ。
d 血中カリウム異常等でみられやすい、脱力。末梢性のトラブルであり、中枢性に惹起されるジストニアとは病態が異なる。
e チック障害の1つ。

正答率:56%

テーマ:書痙と同一の病態をとる疾患

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