114D3

乳幼児揺さぶられ症候群〈Shaken Baby Syndrome〉を疑った場合、確認すべき眼所見はどれか。

眼瞼炎
白内障
緑内障
角膜白斑
網膜出血

解答: e

114D3の解説

「子供が泣き止まない」などの事情から養育者が育児ストレスに耐えかね、乳幼児を強く揺さぶってしまうことで頭部を中心とした損傷がみられる病態が乳幼児揺さぶられ症候群〈SBS〉だ。
a 揺さぶられたことで炎症を呈することはない。
b 水晶体の混濁は加齢性など緩徐な変化によるものであり、SBSではみられない。
c SBSで眼圧が上昇することはない。
d 感染や外傷後、角膜に傷跡が残った状態である。SBSではみられない。
e 正しい。SBSでは硬膜下血腫や眼球内出血(硝子体出血や網膜出血)を認めやすい。

正答率:99%

テーマ:乳幼児揺さぶられ症候群〈Shaken Baby Syndrome〉で確認すべき眼所見

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