114C65

救急外来での処置後に集中治療室においてエコー下で右内頸静脈から中心静脈カテーテルを留置する方針となった。局所麻酔後にカテーテル留置のための穿刺を行ったところ鮮紅色の血液の逆流を認めた。穿刺針を抜去したところ同部位が急速に腫脹し始めた。血圧92/60mmHg。心拍数130/分、整。

直ちに行うべきなのはどれか。

赤血球輸血
昇圧薬の投与
局所の圧迫止血
逆流した血液の血液ガス分析
反対側でのカテーテル挿入手技の継続

解答: c

114C65の解説

静脈血はやや暗い赤色をしている。鮮紅色の血液が逆流してきたということは、動脈を誤穿刺した可能性が高い。穿刺針の抜去により同部位が急速に腫脹し始めたことも矛盾しない。
a 輸血には事前の検査や、製剤の確保が必要となる。直ちにできる性質のものではない。
b 出血による血圧低下時には循環血液量が減少しているため、昇圧薬投与よりも、まずは輸液によるvolume増加が望ましい。
c 正しい。動脈性の出血がみられている可能性が高く、圧迫止血は直ちに行うべき対処である。
d 逆流した血液の酸素飽和度等を確認することで動脈血か静脈血か、の判別が可能。医療スタッフが余っているならまだしも、まずは圧迫止血をしてほしいところだ。
e むろん中心静脈カテーテル留置がもともとの目的だったわけだが、現在出血がみられているため、こちらへの対応が優先される。

正答率:98%

テーマ:【長文3/3】動脈誤穿刺による血腫形成時に直ちに行うべき対応

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