114B29

32歳の女性。自転車を運転中に転倒し救急車で搬入された。意識レベルはJCS I-1で、視野全体が暗く感じると訴えている。対光反射の瞳孔の写真を別に示す。

障害部位はどれか。

視神経
視交叉
外側膝状体
毛様体神経節
Edinger-Westphal核

解答: a

114B29の解説

対光反射に関する頻出問題。上段の写真からはまず正常瞳孔径を確認する。中段の写真から、左眼の直接対光反射と右眼の間接対光反射が保たれていることを確認する。下段の写真から、右眼の直接対光反射と左眼の間接対光反射が消失ないし減弱していることを確認する。以上から、右視神経の障害と判定される。
a 正しい。上記の通り。
b 障害により対光反射に異常がみられる可能性はある。が、典型的なパターンは存在しないため、一般的に対光反射で障害の有無を評価することはしない。
c 対光反射に関与しない解剖構造である。
d この場合、動眼神経障害とほぼ同義。片側眼の直接・間接対光反射が同時に消失されるはずである。
e 障害により対光反射に異常がみられる可能性はある。が、典型的なパターンは存在しないため、一般的に対光反射で障害の有無を評価することはしない。

正答率:97%

テーマ:対光反射から判定する障害部位

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし