114A7

疾患と治療の組合せで正しいのはどれか。

多発肝細胞癌 --------- 経カテーテル的動脈化学塞栓術〈TACE〉
胆石合併胆嚢癌 --------- 腹腔鏡下胆嚢摘出術
特発性門脈圧亢進症 --------- 門脈内ステント留置
膵管内乳頭粘液性腫瘍 --------- 膵管ステント留置
急性化膿性閉塞性胆管炎 --------- 胆管切除術

解答: a

114A7の解説

a 正しい。TACEは肝細胞癌に有効な治療であり、その大きさや個数を問わず施行可能。
b 胆嚢癌は腹腔鏡手術で対応できない。
c 特発性門脈圧亢進症は門脈の器質的な狭窄を認めない病態である。そのため、ステント留置(狭いところを広げようと試みる治療)は意味をなさない。
d 膵管内乳頭粘液性腫瘍〈IPMN〉ではむしろ膵管の拡張をみる。ステント留置(狭いところを広げようと試みる治療)は意味をなさない。
e 急性化膿性閉塞性胆管炎〈AOSC〉は緊急疾患である。まずはドレナージによる減黄を行うべき。

正答率:88%

テーマ:肝胆膵疾患と治療の組合せ

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