114A8

選択緘黙について正しいのはどれか。

思春期に多い。
聴力は正常である。
言語理解の障害が原因である。
脳波検査が診断に有用である。
発声練習による治療が有効である。

解答: b

114A8の解説

a 幼児期に発症することが多い。
b 正しい。聴力の異常はみられない。あくまで特定の場面で話せなくなる病態である。
c 特定の場面で話せなくなるだけであり、家庭など緊張を伴わない場所では通常のコミュニケーションが可能である。ゆえに言語理解は正常である。
d 疾患によっては脳波異常を伴う例も存在する。しかし、そうした選択緘黙に特異的な脳波異常は知られておらず、「診断に有用」とは言えない。
e 特定の場面で話せなくなるだけであり、家庭など緊張を伴わない場所では通常どおり発声可能。ゆえに発声練習は意味をなさない。

正答率:96%

テーマ:選択緘黙について

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