34歳の男性。頭痛、顔つきの変化および手足の容積増大を主訴に来院した。2年前から家人に顔貌の変化を指摘されている。1年前から頭痛を自覚するようになった。身長182cm、体重98kg。脈拍80/分、整。血圧156/90mmHg。顔面は眉弓部の膨隆、鼻と口唇の肥大、巨舌を認める。胸部と腹部とに異常は認めない。内分泌検査所見:GH 8.5ng/mL(男性の基準2.5以下)、IGF-1 780ng/mL(34歳男性の基準102〜283)、ACTH 35pg/mL(基準7.2〜63.3)、プロラクチン62.0ng/mL(基準3.6〜12.8)、コルチゾール14μg/dL(基準6.24〜18.0)。頭部単純エックス線写真を別に示す。
この患者でみられないのはどれか。
正答率:90%
テーマ:先端巨大症の症候