114A23

48歳の女性。めまいを主訴に来院した。今朝、庭仕事中にしゃがんだ姿勢から立ち上がったところ、一瞬、気が遠くなるようなめまいが出現し転倒したため受診した。意識消失はなかった。このようなめまいは4、5日前から時々あり、すべて立ち上がる時に出現していたという。

診断のために確認する優先度が最も低いのはどれか。

心雑音
低血圧
頸部血管雑音
聴力の左右差
眼瞼結膜の貧血

解答: d

114A23の解説

めまいを主訴に来院した48歳女性。全てしゃがんだ姿勢から立ち上がる時に生じており、起立性低血圧を疑う。起立性低血圧は特発性もあるが、基礎疾患を伴う場合もあるので更に問診をすすめていく必要がある。
a 大動脈弁狭窄症〈AS〉や肥大型心筋症といった心疾患由来の起立性低血圧の可能性があるため心雑音の有無を確認する。
b もちろん起立性低血圧を疑うからには血圧測定は行いたい。
c 動脈硬化による頸動脈狭窄の可能性があるため血管雑音の有無を確認する。
d 誤り。体位変換によってめまいを生じる疾患として良性発作性頭位眩暈症〈BPPV〉があるが、BPPVは聴力障害を伴わない。
e 貧血による起立性低血圧の可能性があるため眼瞼結膜を確認する。

正答率:95%

テーマ:めまい・失神の診断のために確認すべき症候(症候論)

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