114A2

慢性咳嗽の原因疾患とその特徴の組合せで誤っているのはどれか。

COPD --------- 喫煙歴
咳喘息 --------- 季節性
アトピー咳嗽 --------- 咽喉頭掻痒感
胃食道逆流症 --------- 後鼻漏
副鼻腔気管支症候群 --------- 膿性痰

解答: d

114A2の解説

a 慢性閉塞性肺疾患〈COPD〉は喫煙がriskとなる。
b 咳喘息の病態は気管支喘息に準ずる。気管支喘息では季節の変わり目に症状が発来しやすく、咳喘息も同様だ。
c アトピー性皮膚炎では全身の皮膚の掻痒感が出現する。同様の原理で、アトピー咳嗽では咽喉頭の掻痒感がみられる。
d 誤り。胃食道逆流では逆流した胃酸により慢性咳嗽をみるも、後鼻漏はみられない。
e 副鼻腔気管支症候群は文字通り、副鼻腔や気管支の慢性炎症を呈する病態である。むろん膿性痰もみられる。

正答率:92%

テーマ:慢性咳嗽の原因疾患とその特徴の組合せ

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