113F65

52歳の男性。人間ドックの上部消化管内視鏡検査で胃前庭部に2cmの胃癌を指摘され受診した。

治療方針の決定に有用なのはどれか。2つ選べ

拡大内視鏡
経鼻内視鏡
超音波内視鏡
カプセル内視鏡
バルーン内視鏡

解答: a,c

113F65の解説

中年男性が人間ドックで胃前庭部に2cmの胃癌を指摘された。胃癌の問題というよりも、内視鏡の種類を知ってますか、という総論らしい問題。
a 正しい。モニター上で通常の約100倍程度の高解像拡大画像を得ることができるのが拡大内視鏡である。病変を拡大して評価することができ、有用。
b すでに上部消化管内視鏡検査を実施済みであり、実質的に同じことである経鼻内視鏡は不要。
c 正しい。超音波内視鏡により壁深達度や周囲への広がりを評価できる。
d・e カプセル内視鏡、バルーン内視鏡は小腸の観察に用いる内視鏡だ。胃癌の検査には不要。

正答率:91%

テーマ:胃癌の治療方針決定に有用な内視鏡

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