113D28

72歳の女性。2か月前から便に血液が付着し、便秘傾向になったため来院した。腹部は平坦、軟で、腫瘤を触知しない。下部消化管内視鏡像(A)及びCTコロノグラム(B)を別に示す。胸腹部造影CTで他臓器やリンパ節への転移を認めない。

術式として適切なのはどれか。

S状結腸切除術
横行結腸切除術
右半結腸切除術
大腸全摘術
直腸切断術

解答: a

113D28の解説

高齢女性の血便と便秘。実質的に画像一発問題であろう、Aでは全周性の腫瘍が、BではS状結腸部のapple core signがみられる。S状結腸癌の診断。
a 正しい。素直に病変部位の切除術を選択すれば得点できる。
b・c・e 病変が存在する部位ではない。
d 大腸全摘術はやりすぎだ。

正答率:97%

テーマ:S状結腸癌の術式

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