113B7

心拍出量増加、体血管抵抗減少、中心静脈圧低下および肺動脈楔入圧低下の血行動態を示すのはどれか。

緊張性気胸
出血性ショック
心原性ショック
心タンポナーデ
アナフィラキシーショック

解答: e

113B7の解説

一般的にショックでは心拍出量が低下する。しかしながら、血液分布不均等性ショックでは高拍出状態を呈することがあり、それが本問で聞かれているポイントとなる。血液分布不均等性ショックには敗血症性ショックが含まれ、この状況下で初期にwarm shockとなることは有名だ。アナフィラキシーショックも血液分布不均等性ショックに分類されることを押さえておこう。
a・d 閉塞性ショック。心拍出量は低下する。
b 循環血液量減少性ショック。心拍出量は低下する。
c 心原性ショックではむろん心拍出量が低下する。
e 正しい。上記の通り、アナフィラキシーショックでは高拍出状態となることがある。

正答率:92%

テーマ:病態と呈するショックのタイプと血行動態

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