113B47

主治医は膵癌に対する支持療法Xのランダム化比較試験の研究報告を見つけた。支持療法Xの介入群(A群)と対照群(B群)との比較を別に示す。

正しいのはどれか。

A群の6か月での生存率は約60%である。
B群の2か月での生存率は約90%である。
A群の生存期間の中央値は約2か月である。
B群の生存期間の中央値は約3か月である。
支持療法Xには延命効果があるといえる。

解答: b

113B47の解説

ランダム化比較試験の研究報告に記載されていたカプランマイヤー曲線〈Kaplan-Meier曲線〉の読解。
a A群の6か月での生存率は約40%である。
b 正しい。B群の2か月での生存率は約90%である。
c A群の生存期間の中央値は約3か月である。
d B群の生存期間の中央値は約6か月である。
e 8か月目の生存率をみると、A群(介入群)よりB群(対照群)の方が生存率が高い。ゆえに延命効果があるとは言えない。

正答率:99%

テーマ:【長文2/2】ランダム化比較試験の研究報告の読解

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし