113B43

検査所見:赤沈102mm/1時間。血液所見:赤血球301万、Hb 9.6g/dL、Ht 29%、白血球9,800、血小板47万。血液生化学所見:総蛋白5.9g/dL、AST 29U/L、ALT 28U/L、LD 321U/L(基準176~353)、CK 38U/L(基準30~140)、尿素窒素18mg/dL、クレアチニン0.7mg/dL、血糖102mg/dL、Na 138mEq/L、K 4.9mEq/L、Cl 100mEq/L。免疫血清学的所見:CRP 8.6mg/dL、リウマトイド因子〈RF〉陰性、抗核抗体陰性、CH50 52U/mL(基準30~40)。胸部エックス線写真で異常を認めない。

精査の結果、副腎皮質ステロイドの内服加療を行うこととした。

治療に伴い注意すべき検査項目はどれか。

血糖
血小板
総蛋白
血清補体価
クレアチニン

解答: a

113B43の解説

副腎皮質ステロイドの内服加療に伴う合併症が問われている。
a 正しい。ステロイド糖尿病を呈する可能性があるため、血糖値は確認が必要だ。
b〜d 特にステロイド治療とは関係がない。
e 昔からよく出る選択肢であるが、副腎皮質ステロイドに腎毒性はない。むしろ糸球体腎炎の治療に用いられるほどだ。

正答率:96%

テーマ:【長文2/2】副腎皮質ステロイド内服治療中に注意すべき検査項目

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