113B34

A 25-year-old man comes to your clinic complaining of abdominal pain for the past two days. Yesterday, the pain was periodic and located around the periumbilical area. Today the pain is persistent and located in the right lower quadrant. He feels feverish. He does not smoke or drink alcohol. His body temperature is 37.7℃, blood pressure is 126/62mmHg, and pulse rate is 94/min, regular.

Which one of the following should be done next?

perform a CRP test
examine for peritoneal irritation
administer a broad-spectrum antibiotic
perform an abdominal CT with contrast
perform an upper gastrointestinal endoscopy

解答: b

113B34の解説

問題文から設問文まですべて英語で書かれた本格的な出題。急性虫垂炎を疑えれば、あとは通常の臨床問題と同様だ。
a CRPは非特異的な指標であり、上昇が予想されるが、上昇を示したところで急性虫垂炎の診断とはならない。
b 正しい。急性虫垂炎では腹膜刺激症状がみられる。
c 診断をつけずして治療を行うのは好ましくない。
d 腹部造影CTでも急性虫垂炎の診断は可能だが、診療プロセスにおいて画像検査は身体診察の後である。should be done next(次に行うこと)と順序が重視された出題であるため、正答をbに譲る。
e 虫垂は下部消化管に存在する構造物である。上部消化管造影検査は無効。

【和訳】
25歳の男性が、2日間続く腹痛を主訴にあなたの診療所に来所した。昨日、痛みは臍周囲にあり、周期的であった。本日、痛みは持続的になり、右下腹部に存在する。熱感を自覚している。喫煙や飲酒はしない。体温37.7℃、血圧126/62mmHg、脈拍94/分、整。
次の行うべきなのは以下のうちどれか。
a CRP測定
b 腹膜刺激症状の確認
c 広域スペクトラムの抗菌薬を処方
d 腹部造影CTの実施
e 上部消化管造影検査の実施

正答率:27%

テーマ:急性虫垂炎の診察(英語問題)

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