112E26

成人の口腔内を舌圧子とペンライトとを用いて診察する際、視認できるのはどれか。

顎下腺
舌小帯
甲状腺
咽頭扁桃
下咽頭梨状陥凹

解答: b

112E26の解説

それぞれの選択肢の位置をしっかりと把握している必要がある。
a 顎下腺は埋まりこんでいる構造物であり、口腔内から直接視認することは不可能。
b 正しい。舌を口蓋につけるように持ち上げたときに正中に見える膜様の部位である。
c 甲状腺の診察は頸部の皮膚からの視診や触診で行う。直接見えないのでエコーなどで確認する。
d アデノイドのことである。鼻腔の奥、上咽頭にあり観察できない。小児でも「アデノイド肥大」と言われて受診したもので口腔から観察できるのは口蓋扁桃であることが多い。
e 耳管咽頭口は喉頭ファイバーで観察可能。
106H15の改題。

正答率:90%

テーマ:舌圧子とペンライトで視認できる口腔内の解剖構造

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