112D26

日齢0の新生児。出生30分後から多呼吸を認めた。在胎29週、出生体重1,100g。体温37.4℃。心拍数160/分、整。呼吸数80/分。全身のチアノーゼ、陥没呼吸および呼気時の呻吟を認める。外表奇形はなく、心雑音は聴取しない。胸部エックス線写真ですりガラス陰影を認める。診断確定のため、マイクロバブルテストを行うこととした。

必要な検体はどれか。

胃液
全血
血清
尿
便

解答: a

112D26の解説

早産児であり、極低出生体重児。出生後少し経ってから呼吸トラブルが出現しており、新生児呼吸窮迫症候群〈IRDS〉を考える。マイクロバブルテストで陰性を示すことが診断につながる。
a 正しい。検体には胃液や羊水が用いられる。
b〜e 検体としてふさわしくない。

正答率:95%

テーマ:新生児呼吸窮迫症候群〈IRDS〉でマイクロバブルテストで必要な検体

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし