救急外来で小児を診察した研修医から指導医への報告を次に示す。
研修医「3歳の男の子です。本日18時に突然腹痛が出現したため来院しました。痛みの部位ははっきりしません。全身状態は良好で嘔吐や発熱はなく、身体所見では腹部膨満があります。腸雑音は異常ありませんでした。鑑別のため腹部エックス線撮影、腹部超音波検査、血液検査を行いたいと思います」
指導医「排便の状況はどうですか」
研修医「排便は3日間ないそうです」
指導医「腹部の圧痛や反跳痛はありますか」
研修医「どちらもありませんでした」
指導医「検査より先に行う処置は何かありますか」
研修医「(ア)が良いと思います」
指導医「そうですね。では一緒に診察に行きましょう」
研修医の正しい判断として(ア)にあてはまるのはどれか。
正答率:83%
テーマ:便秘を疑う患者に対する研修医の正しい判断