111I8

ビタミンK欠乏症の患者において血液検査で低値となるのはどれか。

FDP
PT-INR
PIVKA-II
へパプラスチンテスト
APTT〈活性化トロンボプラスチン時間〉

解答: d

111I8の解説

a FDPは血栓形成により上昇するため、ビタミンK欠乏症(出血傾向となる)では変化しない。
b II, VII凝固因子が低下するため、PT-INRは上昇する。
c 「ビタミンK欠乏により動員される蛋白」がPIVKAであるため、上昇する。
d 正しい。II, VII, X凝固因子が低下するため、ヘパプラスチンテストは低値となる。
e II, IX, X凝固因子が低下するため、APTTは延長となる。
※dを選べた受験生は意外と少なかった。「テストが低値」という日本語を初めて聞くと若干違和感があるが、慣れておこう。

正答率:42%

テーマ:ビタミンK欠乏症の患者で低値となる血液検査項目

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