111E65

今後、繰り返し検査して経時的に所見を確認すべきなのはどれか。2つ選べ

Dダイマー
安静時心電図
心筋逸脱酵素
運動負荷心電図
心筋シンチグラフイ

解答: b,c

111E65の解説

a Dダイマー測定は肺血栓塞栓症や播種性血管内凝固〈DIC〉で有用となる。
b・c 正しい。繰り返し実施可能であり、経時変化をみる必要がある。この後は冠動脈造影検査を施行し病変があれば続けて経皮的冠動脈形成術を行うが、心筋逸脱酵素であるCK、CK-MBは梗塞範囲の目安にもなる。
d 安静時胸痛がみられ不安定狭心症の状態である患者に運動負荷心電図は禁忌である。
e 心筋シンチグラフィーには複数種類があり、安静時に行うもの(梗塞巣の同定)であれば今後血行再建の後に行うことがあるがコストが高く繰り返し行う検査ではない。また、心筋虚血の証明については薬剤負荷や運動負荷にて行うが、不安定狭心症患者に行うことは禁忌である。

正答率:90%

テーマ:【長文3/3】急性冠症候群〈ACS〉で繰り返し経時的に所見を確認すべきもの

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