111E64

最も疑われるのはどれか。

胸膜炎
逆流性食道炎
肺血栓塞栓症
急性冠症候群
急性大動脈解離

解答: d

111E64の解説

a 胸膜炎であれば発熱や咳嗽を伴う。
b 逆流性食道炎であれば食事に関連して痛みであり、心電図変化は認めない。
c 肺血栓塞栓症であればSpO2の低下や頻脈、頻呼吸がみられる。心エコーでは左室壁運動の低下は認めず右室の拡大がみられる。
d 正しい。前問のとおり。前壁から心尖部にかけて壁運動の低下を認めることから左前下行枝の狭窄を疑う。
e 大動脈解離であれば痛みは間欠的ではなく移動性持続性の痛みである。また、Dダイマーの変化や胸部エックス線で縦隔の拡大を認める。

正答率:94%

テーマ:【長文2/3】急性冠症候群〈ACS〉の診断

フォーラムへ投稿

関連トピック

なし