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37歳の男性。陰茎の疼痛と排膿とを主訴に来院した。1か月前から陰茎先端部に疼痛と硬結とを自覚していた。徐々に疼痛は増強しており、2、3日前からは発赤を伴うようになっている。今朝、下着に膿が付着し悪臭も伴うようになったため受診した。喫煙は20本/日を10年間。飲酒は機会飲酒。独身。不特定多数の相手と性交渉があった。真性包茎であり、包皮の発赤および排膿を認める。包茎に対して背面切開術を行い、包皮を翻転した写真(A、B)を別に示す。亀頭部に硬結を認める。
最も疑われるのはどれか。
正答率:37%
テーマ:陰茎癌の診断
陰茎癌と梅毒の鑑別
有痛性は陰茎癌、無痛性は梅毒(111E66)と鑑別していましたが、先日の模試で無痛性の陰茎癌の問題が出題されました。症例の男性は真性包茎というリスクファクターがあり、解説には患部所見からも陰茎癌...