有痛性は陰茎癌、無痛性は梅毒(111E66)と鑑別していましたが、先日の模試で無痛性の陰茎癌の問題が出題されました。症例の男性は真性包茎というリスクファクターがあり、解説には患部所見からも陰茎癌であることは明らかであるとかいてあったのですが、陰茎癌でも無痛性のものは存在すると考え、病歴や所見から診断したほうが良いのでしょうか?
参考にできるものがあまりなく申し訳ありません。
どなたかご回答よろしくお願いします。
111D29は感染を併発しているから痛いだけで、陰茎癌が一般に痛い、というわけではないかと思います。
クリアカットに簡略化して覚えるか、徹底的に王道で覚えるか、いつの世も悩ましいところですね。
ありがとうございます。
膿の分泌などの病歴を拾えていませんでした。
先生の疾患へのアプローチしていきかた、この問いだけでなく、これからの勉強の参考にさせていただきます!
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37歳の男性。陰茎の疼痛と排膿とを主訴に来院した。1か月前から陰茎先端部に疼痛と硬結とを自覚していた。徐々に疼痛は増強しており、2、3日前からは発赤を伴うようになっている。今朝、下着に膿が付着し悪臭も伴うようになったため受診した。喫煙は20本/日を10年間。飲酒は機会飲酒。独身。不特定多数の相手と性交渉があった。真性包茎であり、包皮の発赤および排膿を認める。包茎に対して背面切開術を行い、包皮を翻転した写真(A、B)を別に示す。亀頭部に硬結を認める。
最も疑われるのはどれか。