111D23

20歳の男性。右上下肢伸展位と右共同偏視が出現した後、全身けいれん発作が出現したため救急車で搬入された。意識レベルはGCS 7(E2V2M3)。来院時も右上下肢の強直間代性けいれんが持続している。体温38.2℃。心拍数96/分、整。血圧158/96mmHg。呼吸数32/分。SpO2 98%(鼻カニューラ2L/分酸素投与下)。

第一選択となる薬剤はどれか。

ジアゼパム
ミダゾラム
フェニトイン
カルバマゼピン
プロポフォール

解答: a

111D23の解説

若年男性のけいれん重積。電解質異常や脳腫瘍などさまざまな原因が考えられるが、けいれん重積の第一選択薬と聞かれたらこれしかない。
a 正しい。けいれん重積の第一選択薬はジアゼパムである。
b・e 全身麻酔薬。
c 抗けいれん薬であるも、第一選択薬とはならない。
d 側頭葉転換など部分発作の第一選択薬である。

正答率:86%

テーマ:強直間代性けいれんの第一選択となる薬剤

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