111A34

55歳の男性。全身の皮疹を主訴に来院した。1か月前から頭部、顔面、頸部および体幹に皮疹が出現し、徐々に拡大してきた。胸部の写真(A)と皮膚生検のH-E染色標本(B)とを別に示す。

診断として最も考えられるのはどれか。

疱疹状皮膚炎
尋常性天疱瘡
落葉状天疱瘡
水疱性類天疱瘡
後天性表皮水疱症

解答: c

111A34の解説

本文に情報は乏しく、実質的に画像一発問題と言える。Aでは水疱と痂皮が指摘できる。Bでは表皮浅層での水疱形成を指摘でき、落葉状天疱瘡の診断となる。
a・d・e 表皮下に水疱をみる。
b 表皮全体に水疱をみる。また、口腔内病変の記載も欲しいところだ。
c 正しい。上記の通り。

正答率:76%

テーマ:落葉状天疱瘡の診断

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