子宮頸部に異常を認めているため、良性病変か、異形成〈CIN〉か、浸潤癌か、を画像で判別していくこととなる。BはAの一部を拡大したものである。このBにおいて、腺腔内に異型細胞が出現しているため、良性腫瘍は否定される。ただし、間質部への浸潤はなく(こちらはAの方が判読しやすい)、浸潤癌も否定的。CIN3(高度異形成〜上皮内癌)と考える。 a 正しい。円錐切除にて治療可能と考えられる。 b 浸潤癌の治療である。 c 尖圭コンジローマの治療である。 d 厳密に評価を行った後に切除できないと判断された癌への治療である。 e 悪性病変が考えられ、経過観察は不適切。