110G10

ある疾患のリスクについて遺伝要因と飲酒習慣の交互作用が認められるとき、観察される現象として最も適切なのはどれか。
禁酒しても疾患の一次予防はできない。
遺伝要因により飲酒習慣に差異がある。
飲酒習慣にかかわらず遺伝要因が疾患のリスクになる。
遺伝要因により飲酒習慣の疾患への相対危険度が異なる。
飲酒習慣で補正すると遺伝要因と疾患との関連が消失する。

解答: d

110G10の解説

遺伝要因があった上で、さらに飲酒をした際にとある疾患が出現するとしよう。このケースで「遺伝要因と飲酒習慣の交互作用がある」と定義する。
a 禁酒すれば遺伝要因のみになるため、一次予防が可能。
b 遺伝要因と飲酒習慣自体に関連はない。
c aとほぼ同一のことを言っている。遺伝要因があったとしても、飲酒習慣がなければ発症しない。
d 正しい。遺伝要因が存在するため、飲酒習慣の疾患への相対危険度が高まる。
e 飲酒習慣で補正しても、遺伝要因と疾患との関連は消失しない。
※ほぼ日本語の問題に思われる。面倒に思わず、1肢1肢考えよう。

正答率:69%

テーマ:遺伝要因と飲酒習慣の交互作用がある際に観察される現象

フォーラムへ投稿

関連トピック