解決済 110G10 24.公衆衛生

公衆衛生の交互作用に関して

2020あたらしい公衆衛生を購入して勉強させていただいているのですが、3コマ目の講義で扱われた110G10の選択肢eに関して質問させて下さい。
飲酒習慣と遺伝要因の交互作用があるという事は、「飲酒習慣あり、かつ、遺伝要因あり」でリスクとなるわけで、つまり遺伝要因のみではリスクにならないという事ですよね。eで述べられている、「飲酒習慣で補正する」というのはつまり、乱れた飲酒習慣を是正する、という事だと解釈したのですが(この解釈が間違っているのでしょうか?)、すると飲酒習慣というリスクは消え、遺伝要因のみでは発病しないのだから、すなわち遺伝要因と疾患との関連が消失した、と言えるのではないかと思うのですが、むしろ関連が強くなる、と穂積先生がおっしゃっていたのはどういう事なのでしょうか?

回答1件

  • >「飲酒習慣で補正する」というのはつまり、乱れた飲酒習慣を是正する、という事だと解釈したのですが(この解釈が間違っているのでしょうか?)

    ↑はい、おそらくこの理解が不正確だと思います。

    「飲酒習慣を是正する」ではなく、「飲酒習慣で補正する」という日本語ですので、主語は「患者さんが」ではなく「分析者が」です。

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  • 問題参照 110G10

    ある疾患のリスクについて遺伝要因と飲酒習慣の交互作用が認められるとき、観察される現象として最も適切なのはどれか。
    • a 禁酒しても疾患の一次予防はできない。
    • b 遺伝要因により飲酒習慣に差異がある。
    • c 飲酒習慣にかかわらず遺伝要因が疾患のリスクになる。
    • d 遺伝要因により飲酒習慣の疾患への相対危険度が異なる。
    • e 飲酒習慣で補正すると遺伝要因と疾患との関連が消失する。
  • 関連トピック

    なし