t-PAは記載にあるように、血栓溶解薬。つまり、出血しやすい状況にある場合、投与により出血を助長するためNGとなる。「1か月以内の脳梗塞既往」「21日以内の消化管出血」など細かなルールは存在するも、動脈血ガス分析が出血傾向を評価するものではない、ということが分かれば本問は正答可能。 a 血小板数が10万以下では適応外となる。 b 広範な虚血や正中偏位がある場合、出血性脳梗塞では適応外となる。 c 誤り。動脈血ガス分析で判明する項目でt-PA適応に関わるものはない。 d 頭蓋内出血の既往がある場合は適応外となる。 e PT-INR≧1.7では適応外となる。