109I17

慢性期の慢性骨髄性白血病に対してまず行うべき治療はどれか。
多剤併用化学療法
自家造血幹細胞移植
同種造血幹細胞移植
インターフェロン投与
チロシンキナーゼ阻害薬投与

解答: e

109I17の解説

「慢性期」の「慢性」骨髄性白血病〈CML〉で「まず」という記載がかなりわかりにくいが、要は「急性転化していないCMLの第一選択は?」と読み替えれば従来からの出題(107A9など)と大差ないことが分かる。チロシンキナーゼ阻害薬であるイマチニブが有効。
ちなみに108A29の本文を読んでみると、「慢性骨髄性白血病の慢性期の診断で」という一節がある。なるほど。
a 急性転化した際に有効。
b 一般的に白血病治療には使用されない。
c 慢性期のCMLで使用されることもあるが、第一選択とはならない。
d Philadelphia染色体を減少させる効果があるが、第一選択とはならない。
e 正しい。上記の通り。

【参考】以下のような出題があり、蓋を開ければプール問題であったことが分かる。
(99E39) 
 慢性骨髄性白血病の慢性期の第一選択薬はどれか。 
 a 代謝拮抗薬  
 b アルキル化薬  
 c インターフェロンα  
 d チロシンキナーゼ阻害薬  
 e 全トランス型レチノイン酸

正答率:85%

テーマ:慢性期の慢性骨髄性白血病〈CML〉に対してまず行うべき治療

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