109G51

45歳の女性。1回経妊1回経産婦。昨日、市販のキットで妊娠検査を行ったところ陽性であったため来院した。1週前から空腹時に悪心を感じている。3年前に出産した第1子はDown症候群であった。第2子の妊娠について夫から出生前診断を受けてはどうかと提案されたという。
今後の対応として適切なのはどれか。
本人と夫との染色体検査を勧める。
夫同伴での遺伝カウンセリングを勧める。
出生前診断を実施せず、出産を勧める。
出生前診断を実施せず、人工妊娠中絶を勧める。
出生前診断で先天異常が疑われれば、人工妊娠中絶を勧める。

解答: b

109G51の解説

第1子がDown症候群であった45歳の女性が第2子を妊娠した。夫から出生前診断を受けてはどうかと提案され来院している。
a すでに妊娠しており、調べるなら児の染色体を調べるべき。
b 正しい。夫に提案されている段階であり、妻の意向については記載がない。十分な遺伝カウンセリングが必要である。
c・d クライアントの希望に反する。
e 胎児事由の妊娠中絶は不可。

正答率:97%

テーマ:第1子がDown症候群〈21トリソミー〉であった中年女性の第2子妊娠にあたっての対応

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