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109G43
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ある工場の作業者において、過去5年間に16名の肝癌による死亡が確認された。死亡数が全国と比較して多いかどうかを知るために標準化死亡比を求めることとなった。
算出に必要な情報の組合せはどれか。
全国データ - この工場の作業者のデータ
a
年齢階級別人口 ------------------- 年齢階級別肝がん死亡率
b
年齢階級別肝がん死亡率 ------------ 年齢階級別観察人年数
c
年齢階級別肝がん死亡率 ------------ 年齢階級別肝がん死亡率
d
年齢階級別肝がん死亡数 ------------ 年齢階級別観察人年数
e
年齢階級別肝がん死亡数 ------------ 年齢階級別肝がん死亡率
解答: b
109G43の解説
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標準化死亡比〈SMR〉=実際の死亡数÷期待死亡数
この定義は覚えていなくてはならない。
期待死亡数とは、この場合、肝がんによる死亡率が全国平均と同じであれば(※)、この工場で何人亡くなったであろうか、と推測するもの。
つまり、SMR>1なら、この工場では全国水準よりも肝癌で死亡する人が多い、ということとなり、何かしらの有害物質に曝露されているかもしれない、と考えられる。
(※)を算出するために必要な全国データは肝がん死亡率。ゆえに、bとcが残る。
SMRの分子はこの工場での実際の死亡数であるため、bが正しい。
正答率:59%
テーマ:標準化死亡比〈SMR〉算出に必要な情報の組合せ
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