もっとアバウトに近似して、60×0.07×10×5.4≒42×5=210g……(A)
28×4≒30×4=120g……(B)
(210+120)÷42=330÷42≒8と暗算でも算出可能。
(A)で5.4→5と小さく近似したため、バランスをとるため(B)では28→30と大きく近似している。5択の計算問題で、選択肢同士が離れている場合、近似をうまく活用して、時間短縮を狙える。
一般的に2単位の輸血でHbが1上昇する、という有名事項があり、それを用いれば、5.4+2=7.4くらいに上昇するのではないか、すなわちaかbが正解ではないか、と事前に当たりをつけることもできる。が、今回のケースでは7.4を四捨五入すると、7となってしまい、誤答となるので注意。もともとのHbが低すぎるため、1単位あたりの輸血の効果が強力に現れていると解釈できる。
正答率:76%
テーマ:【長文2/3】輸血後のHb値の算出(計算問題)